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    応募数とは?|意味と仕組みをやさしく解説【用語集】

    応募数とは、求人に対して応募した人数の総数を示す指標のことです。採用活動においては、求人広告や採用サイト、SNS、紹介などを通じて「応募フォームを送信した人数」や「履歴書を提出した人数」を数値化したもので、採用活動の成果を定量的に把握するための基本指標として用いられます。

    応募数の増減は、求人の魅力・掲載媒体の効果・募集条件の設定などに直結します。そのため、採用担当者はこの数値をもとに、求人内容や広告戦略の改善、採用チャネルの選定を行うことが一般的です。

    【応募数の測定対象】
    応募数は「応募の意思を示した時点」でカウントされることが多いですが、媒体や管理システムによって定義が異なります。たとえば、Indeedや求人ボックスなどでは「応募ボタンを押した人数」、自社サイトでは「応募フォーム送信完了者」が基準となる場合があります。このため、複数チャネルを使う際は集計基準を統一することが重要です。

    【応募数と関連する主な指標】

    • クリック数:求人広告を閲覧し、クリックした回数
    • 応募率(応募転換率):クリック数に対して応募に至った割合
    • 応募単価:広告費を応募数で割った1件あたりのコスト

    応募数は採用活動の「入口」を示す指標であり、応募数が多い=良い採用成果とは限りません。数だけを追うと、ミスマッチ応募の増加や選考工数の負担増につながる可能性もあります。そのため、応募数の推移を見ながら、面接率・内定率・定着率などの後工程指標と合わせて分析することで、“量と質の両立”を目指す採用戦略を立てることが効果的です。

    【注意点】
    応募数は採用市場の動向にも左右されます。求人の時期、職種の人気度、地域の労働需給によって変化するため、単純な数値比較ではなく相対的な傾向分析が求められます。また、採用活動の目的に応じて「必要応募数」や「理想的な応募率」を設定し、計画的にPDCAを回すことが重要です。

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