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    面接数とは?|意味と仕組みをやさしく解説【用語集】

    面接数とは、採用活動において実際に面接を実施した候補者の人数を示す指標です。応募数のうち、書類選考を通過して面接に進んだ人数を数えるもので、採用プロセスの「中間成果」を測る基本的なデータとして用いられます。企業の採用効率や選考プロセスの健全性を把握するうえで、面接数は欠かせない指標のひとつです。

    採用活動では、応募→面接→内定→入社というステップを踏むため、面接数は「応募者の質」「選考フローの通過率」「採用担当者や面接官の工数」を見極める重要なデータになります。特に応募数が多くても面接数が少ない場合、応募者とのミスマッチや書類選考基準が厳しすぎる可能性が考えられます。

    【面接数の測定方法】
    面接数は、期間や採用チャネルごとにカウントするのが一般的です。採用管理システム(ATS)では自動的に集計できることが多く、媒体別・職種別などで分析することで、どの経路が「面接につながりやすい応募」を生んでいるかが把握できます。

    面接率(面接通過率)= 面接数 ÷ 応募数 × 100

    たとえば、100名の応募者のうち30名が面接に進んだ場合、面接率は30%となります。この指標を活用することで、求人内容の改善やスクリーニング精度の調整が可能です。

    【面接数の改善に影響する主な要素】

    • 書類選考の基準設定(厳しすぎ・緩すぎの見直し)
    • 応募者対応のスピードと面接日程の柔軟性
    • 求人情報の明確さと応募者の期待値調整
    • 面接官のアサイン数と対応体制の最適化

    【注意点】
    面接数は多ければよいというものではありません。面接が増えすぎると、採用担当者や面接官の工数が増大し、選考スピードが遅れる要因になります。一方で、面接数が少なすぎる場合は、採用要件が市場に合っていない可能性もあります。そのため、採用目標に応じた「適正な面接数」を設計し、質と効率のバランスを取ることが重要です。

    採用の数値管理について|人事のQ&A『日本の人事部』