閲覧数とは、求人情報やウェブページがユーザーに表示・閲覧された回数を指す指標です。採用活動の文脈では、求人広告や企業の採用ページなどが「どれだけ多くの求職者の目に触れたか」を測るために用いられます。閲覧数は、採用活動の最上流に位置する認知度・到達度を示す基本データです。
たとえば求人サイトに掲載した募集情報が1000回閲覧された場合、それは1000人(または1000回分)のユーザーがそのページを確認したという意味になります。ただし、同一ユーザーが複数回閲覧した場合もカウントされるケースが多く、媒体によっては「ユニーク閲覧数(重複除外)」と区別して計測されます。
【閲覧数の役割と意味】
閲覧数は「求人がどれだけ露出しているか」を把握するための出発点です。応募やクリックといった行動の前段階であり、母数(分母)として他の指標と掛け合わせて分析することに意味があります。たとえば以下のような形で利用されます。
- クリック率(CTR)= クリック数 ÷ 閲覧数 × 100
→ 求人がどの程度の興味を引いたかを示す。 - 応募率(応募転換率)= 応募数 ÷ 閲覧数 × 100
→ 表示されたうち、実際に応募まで至った割合を示す。
このように閲覧数は、広告の見られやすさ・訴求力・表示設定の精度などを総合的に判断する指標として重要です。
【閲覧数を左右する主な要因】
- 媒体内での掲載順位(上位表示ほど閲覧数が多くなる)
- 検索条件との一致度(職種・勤務地・給与など)
- タイトル・写真・サマリー文のわかりやすさ
- 配信ターゲット設定や広告予算の範囲
【注意点】
閲覧数はあくまで「見られた回数」を示すだけであり、応募意欲の高さやマッチ度を直接示すものではありません。閲覧数が多くてもクリックや応募が少ない場合、求人タイトルや募集要項の内容が求職者の期待とズレている可能性があります。そのため、クリック数・応募数など後続の指標と組み合わせて分析し、求人の改善サイクル(PDCA)を回すことが重要です。
